2010年1月25日

研究発表会 

地球温暖化問題をはじめCO2の削減は全地球規模の課題と認識され,全てのエネルギー消費システムに新エネルギーの利用促進が求められている。我々は,漁船や近距離旅客船をはじめとする小型船舶のエネルギー利用を地産地消の観点から,潮流・潮汐・風力・太陽光などの沿岸エネルギー利用に着眼し,瀬戸内海地域を調査対象として研究を行っている。


潮流や潮汐の自然現象は定期的な現象で,計画的なエネルギー利用が期待できるが,その利用が限定的である。利用促進のため,その課題を克服し,実用化技術を獲得する。太陽光発電・風力発電の技術は実用段階にあるのでこの利用を検討する。
獲得したエネルギーを対象とする小型船舶に利用するためには,エネルギー貯蔵が必要となる。これには,水素エネルギー変換や海水を使う揚水発電の検討を行う。小型船舶では,リチウム電池や燃料電池,キャパシタなどの電気エネルギーシステムを検討するほかに,航行抵抗の削減などの消費エネルギー低減もあわせて検討する。

[漁船等小型船舶への新エネルギー適用調査研究]
学生氏名   高濱茜,寺田佳世,眞子翔成
指導教員   木村隆則

EB(Electric boat) 主回路の配線

電気駆動ボート(Electric boat) に実装した、バッテリー22台を22msqの電線で、配線しました。ボートは、 福山マリンサービスさんの工場に上架してありますので、この作業は、福山マリンサービスさんで、実施しています。
インバーターと主軸モーターの回路を配線しています。
ドライブのチルトやビルジポンプは、既設のままですので、これを駆動するために、専用のDC12V回路を作る必要があります。 

2010年1月20日

電気駆動ボート用のコントロール部が完成 

コントロール部が完成しました。 (祝!)
実験室内で、コントロールパネル+主制御盤+インバータ+仮のモーター(3φ200v1.5kVA)で調整運転に入ります。 加速パターンやトルクブーストの調整と確認運転を行います。高砂製作所の高圧直流電源装置で、バッテリー変わりにDC280vを供給します。 Rodiyan Gibran Sentanu でーす。 

2010年1月17日

ドライブユニットのオーバーホール

インアウトのボートの電気駆動化を行っています。 ドライブユニットは、既往ボルボ社製のものをオーバーホールして、使います。




2010年1月15日

コントロールパネルの製作

コントロールパネルの組み立てと配線作業にはいりました。
操作性を考えて、動作表示付きの大きいコマンドスイッチを採用しました。
制御系の電源電圧とバッテリー残量 主軸モーターの回転数をモニタできるようにしています。
アスターンは、モーターの回転方向を変えずに、ドライブのクラッチを使うことににしました。
クラッチの接続は、600rpm前後の回転数で行います。この回転数を維持する専用のスイッチも設けてあります。後は、高速、中速、低速の設定スイッチと任意速度設定器で操船します。



インバーターの改造

3φ200v用のインバーターをバッテリー(DC280v)で運転するための改造をしています。
強制空冷用のファンを制御回路のDC24v仕様に変更しました。
インバーターは、サンケン電気さんより寄贈をいただきました。37KVAの容量があります。

主制御盤の製作

設計を終えた主制御盤の配線作業にはいりました。
 電線を切ったり、線番マーカーをつけたり、圧着端子のかしめ作業とはじめての経験ばかりです。
 

2010年1月12日

コントロールパネルの設計

電気駆動船の主コントロールを設計しています。安全回路は、二重化 緊急停止は、コンピュータ回路では、だめです。設計を担当しているのは、国費留学生の ギブラン 君です。日本語も英語も母国語もぺらぺらです。 

2010年1月8日

バッテリー搭載の重量バランス

バッテリーは、リチウムイオンを使いたいけど、予算の関係でサイクルサービス用の鉛蓄電池を使っています。 主軸駆動用に23基 計測器などのためにAC100Vが必要となります。この電源用に2基合計25基のバッテリーを搭載しました。 バッテリーの重量は、32kg/基 ですから、これだけで、800kgになってしまいます。  搭載位置の最終確認のたに浮かべてみました。

2010年1月7日

バッテリーの実装とドライブのカップリング


モーターのベースもFRP加工を終えました。 ドライブとの連結もOK



燃料タンク撤去前の写真です。