2011年4月29日

瀬戸内海の潮流状況視察

本科研究生に,瀬戸内海海況視察のため,調査船「はまかぜ」により
弓削島東方沖を航行中の写真です.
 途中常石造船さんの20万トンドックを見せていただきました.
先に海図や海底地形図から潮の流れを予測させてみましたが,
どうだったのかな??




帰路,百貫島に虹がかかっていました.
出航時は,SSWの風が強く,海況も心配していましたが夕刻には風も落ちて
快適な航海となりました.技術支援センターの岩崎技師長,向井技師様
今年も,学生の調査研究でお世話になます.
よろしくお願いします.

2011年4月25日

電気駆動船の航行抵抗低減の 裏ワザ

船首にバブルを生成し,粘性抵抗を低下させり試みです.
バブル径やホール数,形状 エア圧力の関係を机上実験で確認しています.

松岡大夢 がこっちを見ている!

熱天秤実験装置の自作 ---反応管の加工---

熱天秤実験装置の自作で反応管の加工を行っています.
プラズマ切断機の操作を技術指導の先生から,手取り指導を受けています.

2011年4月15日

新入研究生への説明会

新しく研究室に配属された研究生にたいして専攻科生が,
電気駆動化ボートと調査実習船はまかぜ搭載の多点同時潮流測定器CI-80
 古野電気製の説明を行った.
野外調査地点は,漁船をはじめとる船舶の航行に支障が無い事と,発電した電気エネルギーを電力系統へ連系できる送電路に近接していることが必要である。
我が国では1983年から1988年まで日本大学のグループが来島海峡において潮流発電を行い,世界で初めて潮流発電に成功した。日本大学の潮流発電装置は海底設置型ダリウス型水車を用いたもので,3枚の翼はカーボンFRPを用いて作成され,軽量化されている。水車の下に増速比1:9の増速機があり,その下に3相同期発電機が置かれた。日本でも数々の実験は行われているものの,いずれも実用化には至っておらず,また5m/s程度の潮流で費用対効果を得ることができる水車はいまだ未開発である。
小型船舶の電気駆動化の考え方は,すべてのエネルギー消費システムに新エネルギーの利用促進が求められている。漁船等小型船舶における新エネルギーの利用を検討する事にした。 我々は,小型電気駆動実験船を使って小型船舶の航行時の負荷パターンを計測するに事より,実用化を前提に電気駆動船の設計を行った。実用化設計における基本的仕様は,小型船舶のユーザー,整備マリーナ技術者,他ボート専門誌などのヒアリング調査を行った結果,6時間の連続航行,最高速度15knot(28km/h)が求められる事が分かった。これを試設計の諸元としている。

2011年4月13日

平成23年度 5年生が研究室に配属

本年度の本科研究生が,配置されました.
高重量型熱天秤実験装置の設計と制作調整からとりかかります.
自然エネルギーの利用を促進するため,
瀬戸内海の潮流によるエネルギー利用を検討する
研究を継続して実施します.そのため 
潮流エネルギーの賦存調査と小型漁船の電気駆動化
の実用化研究を行う予定です.これに加えて,
専攻科研究生の木質バイオマスエネルギー
利用研究の助手を兼ねて,研鑽に一層努めます.


岡野 碧海 ,松下 恭輔,松岡 大夢,の順