<いかだ式潮流発電>国立弓削商船高専の学生が考案
研究室の仲間と潮流発電実験機の水車製作に取り組む松下さん(右から2人目)=愛媛県上島町の国立弓削商船高専で2012年11月、津島史人撮影
瀬戸内海の弓削(ゆげ)島(愛媛県上島<かみじま>町)にある国立弓削商船高等専門学校の学生が島周辺の潮流を利用した発電システムを開発した。いかだに水車を取り付けた新システムで、海底に脚を固定する従来の潮流発電と比べてコストも安く、維持管理も容易などの利点がある。福島第1原発事故をきっかけに見直しが進む再生可能エネルギーの一翼を担おうと、実用化に向けて研究を続けている。