地球温暖化問題をはじめCO2の削減は全地球規模の課題と認識され,全てのエネルギー消費システムに新エネルギーの利用促進が求められている。我々は,漁船や近距離旅客船をはじめとする小型船舶のエネルギー利用を地産地消の観点から,潮流・潮汐・風力・太陽光などの沿岸エネルギー利用に着眼し,瀬戸内海地域を調査対象として研究を行っている。
潮流や潮汐の自然現象は定期的な現象で,計画的なエネルギー利用が期待できるが,その利用が限定的である。利用促進のため,その課題を克服し,実用化技術を獲得する。太陽光発電・風力発電の技術は実用段階にあるのでこの利用を検討する。
獲得したエネルギーを対象とする小型船舶に利用するためには,エネルギー貯蔵が必要となる。これには,水素エネルギー変換や海水を使う揚水発電の検討を行う。小型船舶では,リチウム電池や燃料電池,キャパシタなどの電気エネルギーシステムを検討するほかに,航行抵抗の削減などの消費エネルギー低減もあわせて検討する。
[漁船等小型船舶への新エネルギー適用調査研究]
学生氏名 高濱茜,寺田佳世,眞子翔成
指導教員 木村隆則
独立行政法人 国立高等専門学校機構 弓削商船高等専門学校 (Yuge National College of Maritime Technology) 電子機械工学科 木村研究室です。海洋エネルギーや新エネルギーを漁船等の小型船舶へ適用するため,環境エネルギー分野の研究を行っています。
2010年1月25日
EB(Electric boat) 主回路の配線
2010年1月20日
電気駆動ボート用のコントロール部が完成
2010年1月17日
2010年1月15日
コントロールパネルの製作
インバーターの改造
2010年1月12日
コントロールパネルの設計
2010年1月8日
バッテリー搭載の重量バランス
2010年1月7日
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