2010年9月17日

月例発表会の資料つくりに追われて

研究室では、毎月一回 PPTを使って各自の研究進捗状況と課題を発表してします。
研究の問題点やデータの解析方法、考察など研究室の全員で討議しています。

2010年7月23日

伯方島沖 潮流調査(12時間連続)

潮流を利用した潮流発電である。瀬戸内海には島が多く点在するため,その間を流れる潮流は比較的速く,賦存エネルギーは十分あると考えられる。
 潮汐は自転する地球に作用する太陽と月の引力に起因する周期的な上下動の現象をいう。地球全体に発生する潮汐エネルギーは3×109kWといわれ,そのうち利用可能量はその1~2%と推定されている。

潮流エネルギーは,1日4回潮流の向きが変わる。これは満潮時と干潮時で潮流の向きが変わるからである。そこで我々は,潮流の最大流速と最小流速の測定を目標に,本校の実験船「はまかぜ」に搭載されている多点同時潮流測定器(カラー潮流計 CI-80 古野電気㈱製)を用い,12時間連続で測定した。
多点同時潮流測定器は海底の対してある角度で発した超音波が海底や波に乗って流れているプランクトンなどから反射されたときに発生するドップラー効果によるわずかな周波数差から潮流を知る装置である。



2010年7月9日

弓削電丸 くん  インバーター効率計測試験

弓削電丸くんは,汎用インバーターを経由する三相誘導電動機を主機にしています。
 研究予算も限られる中,たくさんの方からの支援で,漁船等小型船舶の操業や運行の状況におけるエネルギー消費率を電気駆動船により調査して,リチウム電池や燃料電池,キャパシタ・ハイブリットシステムなどの電気駆動システム化を適用する各種の漁船や小型船舶のエネルギー収支のシュミレーション計算を行う基礎データを獲得するための,実験船を改造製作しまた。
今日は,インバーター部の効率を計測する試験と急加速時の負荷電流推移・船体重量の変動による負荷推移を計測する試験を行いました。バウキャビン内は,電気機器からの発熱と梅雨晴れの蒸し暑さで大変でしたが,なんとか目的のデータの計測ができました。

2010年7月6日

リチウム電池の充電特性実験

なかなか進まない,実験に少しいらいらしながらも実験をしています。
級長がんばれ!!


2010年6月1日

スターリングエンジンの基本特性試験

スターリングエンジン熱機関は,1816年にスコットランドのスターリングが考案した、蒸気機関と同じ外燃機関である。シリンダー内部の気体を加熱したり冷却することによる機体の膨張・収縮により、ピストンを動かす。ただし一か所を短時間に加熱・冷却することは難しいため、加熱場所と冷却場所を分離し、気体の方を動かす。



2010年5月24日

太陽熱発電に挑戦  ??

Energy Watch Groupの報告書2009によれば再生可能エネルギーに占める太陽光エネルギーの割合は,2030年には15%になる。(水力,風力に及ばない) 15%のうち太陽光発電(Photovoltaic) が6.2% 太陽熱発電(CSP)が8.8%の予測となっている。
昨年度は,太陽光発電の賦存量の推計研究を行ったので,本年度は太陽熱発電の利用方法を研究する。モノづくり教育  早速木村先生の傘をとりあげて,レフレクターを作っちゃいました。


2010年5月20日

海流予備調査  

海洋エネルギーが,潮流や潮汐の自然現象は定期的な現象で,予測可能な信頼性の高いエネルギー源である事に着眼し,漁船等小型船舶の操業エネルギーを海洋より生産する循環型エネルギーシステムの実用化を目指した調査研究を行う。

2010年5月7日

弓削電丸 本科研究生初乗船  

本科の学生(5年生)が初めて,弓削電丸に乗船実験をおこないました。
弓削電丸の航行負荷測定実験に先立って,航行エリヤの潮流を測定します。
測定は,調査船「はまかぜ」搭載の超音波潮流計を使って測定します。
初めての測定器を前にして,真剣な研究生?です。
 山下祥輝(やましたよしき) 村上一真(むらかみかずま)の両名

予定の計測実験を終えて,係留をお願いしている「福山あぶとマリーナ」の桟橋に向けて,帰港中の弓削電丸と2010年度木村研究の精鋭メンバーたちです。

2010年4月20日

平成22年度本科生  研究室仲間入り

新学期も始まって,本科5年生が4名 新しく研究室の仲間入りしました。
 左から 山下祥輝  村上一真 長尾愛莉 鴫田好広 です。
 専攻科生 2名を加えて,6名の学生で海洋エネルギーと小型船舶の電気駆動化の研究を展開していきます。


2010年3月4日

弓削電丸 試運転成功   出力60%試験

おかげ様で,運転ができました。
 徐々に負荷を上昇させながらの試運転です。
 22kWのモーターに対して60%の出力まで上げています。
 滑走直前くらいかと思いますが,GPSの速度計では,8.5ノット程度です。
 滑走して負荷が下がると思いますので,最大出力の試験が楽しみです。
 ちなみに計算では,12ノットを想定していますが,もう少し早く走れるような気がします。
 滑走時の重量配分がカギでしょうか?
 楽しみながら,1時間超の試運転とエージング運転を行いました。
 12日に,100%負荷での運転を計画しています。






2010年2月25日

ボートクラブさんの取材

弓削電丸 の 臨時航行許可がでました。 インバーターの修理用部品は,今週末(2010年2月末)に入荷します。 インバーターは,研究室で単体試験を行う予定です。 今日は,弓削電丸くんをボートクラブさんがと上げてくださるので,電気制御装置の最終点検や各部の洋上点検を行っています。
 でも,もう卒業も決定しましたのルンルン気分先行です。

オーニングの収納も,カメラマンさんがいると気になって,なかなか時間がかかりますね!

弓削電丸の 艤装に多々のお知恵をいただいた,㈱福山マリンサービスの社長さんが,弓削商船の学生は,よくやっている・・・・・ と また,これからの環境社会に一石を投じる大切な実験船だと 熱弁中  本当にありがとうございます。 




弓削電丸 完成まじか

弓削電丸の調整に 向かいます。
練習船 弓削丸 のフライブリッジにて,平成21年度木村研究 卒業研究生整列
 卒業研究の発表も,好評のなか無事に終了しました。 お世話になった弓削丸に 乗船する機会もなくなると思うと少し淋しいですね。